音楽理論講座

音楽理論講座は以下のものを行いました.

  • 初級編
  • 中級編

2016/5/31

音楽理論講座(初級編)

担当は,かわわんが行いました.

講座のテーマは「コード進行の基本を教えること」でした.

<概要>

§1.音の名前

§2.音程

§3.コード

§補足.よく使われるコード進行

 

§1.音の名前

 

 基本中の基本ですが一応確認しときました

 

※ド#はレ♭と表記される場合がありますが,同じ音を示しています.同様にミ♭はレ#,ファ#はミ♭,ソ#はファ♭,シ♭はラ#と表記される場合があります.

 

§2.音程

 

いきなりですが例から見てみましょう

 

ひとまず白鍵だけに注目してみましょう.この場合「ド」と「ミ」は3度離れているということになります.

 

ここで注意しなくちゃいけないのは,「ド」と「ド」要するに同じ音同士は0度離れているとは言わず1度離れていると考える点です.

 

つまり,「ド」と「ド」は1度,「ド」と「レ」が2度離れているというように考えて「ド」と「ミ」は3度離れているとなるのです.

 

同じように,右図を考えてみましょう.この場合「ド」と「ソ」は5度離れています.ここまでは大丈夫でしょうか?

 

これまで考えてきたのは♯や♭のつかない音同士の音程を考えてきましたが,こんどは♯や♭のつく音も含めて考えてみましょう.

 

右図のように「D♯」と「G」について考えてみましょう.まずこれまでのようにD♯から♯を取り除いた「D」と「G」は4度離れているのはわかると思います.

 

ここで,「D♯」は「D」よりも半音高いすなわち「D♯」と「G」の音程は「D」と「G」の音程よりも半音分少なくなるということです.よってこの音程のことを減4度と表すのです.

 

※このD♯,Dに♯をつけたものと考えるほかにEに♭がついたものと考えることもできそうです.このように考えた場合「E♭」と「G」の音程は「E」と「G」の音程(3度)より半音分大きくなるので長3度となります.

 

実は,最初に考えた音程の考え方はすこし不十分なのです.音程を厳密に考えるためには,これまで考えてきた数字(3度とか5度とか)に加えて,全音と半音階の個数を考えないといけないのです.

 

1,4,5,8度の場合は全音と半音階の個数によって「」「完全」「」「重増」「重減」に区別され,残りは「増」「」「」「減」に区別されます.難しいですね…(´・ω・`)

 

例えば,右上図のように「C」「G」は完全5度,右図のように「C」と「E」は長3度離れていると表せます.

 

 

※なぜ完全になるか長になるかなど全音と半音階の個数による厳密な区別法は初心者の域を軽く超えてくるのでこんなのもありますよくらいの説明にとどめ,詳しく掘り下げることはしませんでした.

 

§3.コード

コードとは日本語で「和音」です.和音はその名の通り「音を複数個同時に鳴らしたもの」です.しかし,想像に難くないとは思いますが適当に音を複数個同時に鳴らしても大概不協和音(気持ち悪い音)になります.そこできれいな和音を鳴らしたいと思ったときに必要なのが「コード理論」のお話なのです.

 

個別のコードについてみていく前にすこし,コードの全体像を確認してみましょう.基本となるのは三和音(3つの音を同時に鳴らしたもの)である

  • メジャーコード
  • マイナーコード

の2種類のコードになります.それに加えaug,sus,dim,7th,9th,13thなどややマニアックなコードを見かけることもあるかもしれませんが,すべて三和音を少し変形してできているものなのです.というわけで「メジャーコード」と「マイナーコード」について基本を確認していきましょう.

 

メジャーコードは,「ルート音(1番下に来る音)」,「長3度の音」,「完全5度の音」の組み合わせによって構成されます.

 

例えばCをルート音にしたマイナーコードを構成したいとしたとき,Cから長3度上のEと,完全5度上のGを同時に鳴らせばよいというわけです.(長3度,完全5度ってのは音程のところで軽く説明したものですよ).

 

またこのコードはCをルートとしたメジャーコードなのでCmajorと呼び記号として書く場合は単に「C」と書きます.

 

マイナーコードは,「ルート音(1番下に来る音)」,「短3度の音」,「完全5度の音」の組み合わせによって構成されます.

 

例えばCをルート音にしたマイナーコードを構成したいとしたとき,Cから短3度上のE♭と,完全5度上のGを同時に鳴らせばよいというわけです.

 

またこのコードはCをルートとしたマイナーコードなのでCminorと呼び記号として書く場合は「Cm」と書きます.

 

§補足.よく使われるコード進行

  1. 王道進行:F→G→Em→Am
  2. 小室進行:Am→F→G→C
  3. カノン進行:C→G→Am→Em→F→C→F→G

※まだキー(調)の説明を行っていないため,ローマ表記は避けCのキーでのコード進行を表しています.

 

 

2016/11/10

音楽理論講座(中級編)

担当は,こなつとパン粉が行いました.

§1.ダイアトニックコード

ダイアトニックコードとはメジャースケール内の音だけで構成されたコードの集まりのことです.

 

ではさっそくキーがCのときのダイアトニックコードを構成するコードを一つずつ見ていきましょう.

 

〇C

 

〇Dm

 

〇Em

 

〇F

 

〇G

 

〇Am

 

〇Bdim

 

これらの7つがCメジャーのダイアトニックコードになります(。-`ω-)

したの図をみてもらうと分かる通り全て白鍵(Cメジャースケール)上の音だけで構成されていることが分かります.

§2.機能和声

これまで色々コードを見てきましたが,これらに機能を与えコードを扱いやすくしてみます.コードは次のような3種類に分類することができます.

  • トニック(T):安定
  • サブドミナント(SD):やや不安定(ドミナントほど不安定ではない)
  • ドミナント(D):不安定

それでは一つずつみていきましょう.(キーはCの場合を考えます)

 

〇トニック(T)

C,Am (,Em)

  • どのコードにも進行することができる
  • 曲の始まりに使われることが多い
  • 曲やフレーズの終りに使うことでが終わった印象を持たすことができる

〇ドミナント(D)

G,Em (,Bdim)

  • 不安定
  • トニックに進むことが多い
  • ドミナントからトニックに進むと終わった印象が強まる

〇サブドミナント(SD)

Dm,F

  • やや不安定
  • トニックとドミナントに進行できる
  • トニックに進むとドミナントからに比べると弱いが終わった印象が強まる

 

コード進行はこれらのT,SD,Dを並べてできています.

例:

  • C(T)→F(SD)→G(D)→C(T)
  • F(T)→G(D)→Am(T)→Am(T)

 

機能和声は以下のように用いることができます

  • コードを同じ機能の別のコードに変えることで雰囲気を変えるex.F(SD)→G(D)→Am(T) ⇒ F(SD)→Em(D)→Am(T) 
  • コード進行を作るときの指針にする               ex.曲のサビの最後を終わった感じにしたいのでトニックで終る

§3.メロディにコードを付ける方法

ここでは以下の二つを紹介します.

  • メロディの形からコードを絞り込む
  • 頻出のコード進行を試す

1.メロディの形からコードを絞り込む

基本的には以下の条件を満たす音を構成音とするコードをつける

(条件に当てはまる音が沢山有る場合やダイアトニックコードにならない場合、上に書いてあるものを優先する)

  • フレーズの始まりの比較的長くなっている音
  • 比較的長く鳴っている最高音
  • 連打されている音
  • 隣の音が3度以上離れている時の後ろの音

2.頻出のコード進行を試す

さまざまなコード進行をあてはめてみてうまく合うか吟味していくという非常にシンプルな方法ですが,コード進行の引き出しが多くなければかなり時間がかかってしまうかもしれません…

 

〇よくポップスで使われるコード進行の例

  • FGEmAm(王道進行)
  • FCGAm
  • FGC
  • AmFGC(小室進行)
  • AmFCG
  • AmEmFC
  • CFGC
  • CGFEmFCDmG(カノン進行)